朝の出来事でしたので、治療院に着いてからさっそく自己治療。
まずは鍼をします。
そうはいっても腰や背中には手が届きません。
でもお手上げとはならないのがいいところ。
東洋医学では経絡といって、ツボをつないでいるラインがあります。
そのため、痛い場所とは関係のないような場所にはりをすることで、症状を緩和させることができます。
今回は顔や足などてのとどく場所を使っていきます。
それと同時に腰を動かしてどういう向きに動かせば痛いのか、どうすれば軽くなのかを探っていきます。
腰はいちど曲げると伸ばす時に痛みが走りなかなか伸びませんでした。
逆に伸ばしてしまうと曲げる時に痛い状態です。
どちらかというと体を起こすほうが難しい状態です。
骨盤を起こすことができずに、前屈みになってしまいます。
そのため腰より上の筋肉を使って無理やり体をまっすぐに。
むりやり背をのばすので、背骨の両脇の筋肉、とくに肩甲骨の下ぐらいの高さがとても痛くなってしまいました。
これはぎっくり腰の痛さではなく、筋肉に負担がかかっているための痛さです。
そのため、力のかからない姿勢になると楽です。
夜はぐっすりと寝て休むことができました。
2日目、3日目と痛みもだんだん軽くなり、体の曲げ伸ばしも楽になります。
5日目にはまた子供を抱っこすることができるようになりました。
1週間後にはもう元通りです。
体を前後に動かしても平気ですし、くしゃみをしても痛みは走りません。
この間仕事も休むことなく、また私から腰痛であることを話さなければ誰も気づかない位でした。
(中腰での仕事なので、仕事中は腰への負担が大きいはずなのに!)
これはぎっくり腰がもともと軽かったせいなのか、初日から続けた針による効果なのか定かではありません。
はっきりと言えるのは、痛みのない体がとても幸せなことなんだなぁということ。
患者様の気持ちを体感した一週間でした。